Spining/手紡ぎ
[紡ぐ]
繊維に「撚り(より)」をかけて糸にすること。
紡いだ糸たち
紡ぐ前の羊毛(原毛)(↓)
@まず、房の状態の羊毛を 手できれいにほぐします。羊毛に、植物や種が絡まっていたりするのでゴミをとりのぞき、カードをかけやすくするためです。
Aほぐした羊毛をカード(↓)につけます。カードは金属のブラシのようなもので、これを左右の手に一本ずつ持ち、羊毛の繊維の流れを整えていきます。
Bしっかり、カーディングができると下の写真のように繊維がそろってくれます。(↓)
C整えた羊毛をカードから 取り外して くるくるっと まるめていきます。
この状態にして ようやく糸車で紡ぐことができます。
Dそして、ようやく糸紡ぎの時間。
足でペダルを踏んで、車輪の部分を回転させて、糸にねじりを加えながら(=よりをかけながら)糸にしていきます。
E紡いだ糸を 糸車からおろしたところです。
このあと、糸を「かせ」にして お湯で洗って(または、蒸して) 干して、ようやく糸になります。
Fかせあげして 完成した糸たちです。
手紡ぎならではの「風合い」がおもしろいです。
色を思いのままに混ぜることができるのも良いところです。
何より、手紡ぎの糸は 空気をたくさん含むので、軽くて暖かい糸になるのが特徴です。
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